大富豪(大貧民)のルールと遊び方


ゲームの概要
プレイ人数使用するカード枚数
4~8人53枚

(ジョーカー1枚を含む)

ゲームジャンル

♠ ストップ系トランプゲーム

手札をルールに従って出していき、他のプレイヤーよりも早く手札を無くすことを目的とするゲームです。
七並べや大富豪など、日本でよく知られているゲームはほとんどがこの系統です。

基本用語
  • ● 場札・・・

    各プレイヤーから場に出されたカード。

  • ● 手札・・・

    出せるカードがない場合、もしくは出せるカードがあるけれど出したくない場合に宣言をして次のプレイヤーに順番を送ります。
    全員がパスを宣言し、一番最初にパスを宣言したプレイヤーに戻ってきたときは場にあるカードを流し、そのプレイヤーが好きなカードを出して再びゲーム再開となります。

※そのほかのゲーム内に登場するカード役などはカードの扱いと分類で解説しています。
攻略のワンポイント!

「大富豪」は多くのローカルルールがあるのも面白味の一つのゲームです。

攻略のポイントは

  • ● 【カード役を有効に使いゲームの流れをコントロールする】です。

「大富豪」には基本ルールの中でも様々な「カード役」があり、それまでのゲームの流れを一変させたり、自分に有利にゲームをコントロールすることもできます。
また、「大富豪」の階級でゲームをあがると、次戦のゲームも非常に有利に進めることができますが、下位の階級でも戦略次第では大富豪になる事は難しくはありません。

他にもローカルルールも設定可能なので、普段遊びなれたゲームを一味違った角度から楽しむのもゲームを奥深く楽しめることでしょう。

基本ルール

「設定」で変更できるもの

こちらのゲームは「設定」から以下の項目の設定変更が可能です。

プレイ人数4人, 5人, 6人
ラウンド数3, 5, 7, 10ラウンド
※「ローカルルール」の設定については「ローカルルール」で解説しています。
記録される成績ゲーム数
勝利数
勝 率
大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民のそれぞれになった回数
革命を起こした回数
階級アップ率
階級ダウン率
大富豪防衛率

カードの扱いと分類

カードまたは
役 名
説 明
階段
(シークエンス)
「マークが同じで3枚以上連続した数字のカード」を出してもよいルールです。
次順のプレイヤーからは、階段で出されたカードの数字より上位の数字で同じように階段になる数字のカードでしか場に出すことができず、出せなければ「パス」となります。

他のプレイヤーが階段を継続した場合、継続したプレイヤーの階段が有効になります。
自分の順番に来た時にさらに階段を継続できなければ自分の順番は「パス」となります。

カード例
重ね数字 「重なる同じ数字のカード」を出してもよいルールです。
次順のプレイヤーからは、まとめて出されたカードの数字より上位の数字で同じように重なる数字のカードしか場に出すことができず、出せなければ「パス」となります。

他のプレイヤーが縛りを継続した場合、継続したプレイヤーの縛りが有効になります。
自分の順番に来た時に縛りを継続できなければ自分の順番は「パス」となります。

カード例
※「ローカルルール」の設定については「ローカルルール」で解説しています。
革命 「4枚以上のカードを同時に出す(階段でも可)と、ジョーカー以外のカードの強さが反転する【革命】の発生」となります。
革命中は通常時と違い、ジョーカーに次いで「3」が強いカードになり、「2」が最も弱いカードとなります。
(ジョーカー > 3 > 4 > ・・・ > K > A > 2となる)

通常時ジョーカー > 2 > A > K > Q > ・・・ > 4 > 3
革命時ジョーカー > 3 > 4 > 5 > 6 > ・・・ > A > 2
革命の効果は、革命中に他のプレイヤーが革命を起こすと終了しますが、それ以外ではゲーム終了まで、革命状態は継続となります。
ジョーカー ジョーカーを単独で出した場合は、無条件で最強のカードとなります。
また、ジョーカーは他のカードの代わりとしても出すことができ、【縛り】や【階段】などの
状況に合わせてオールマイティーに使うことができます。
ただし、組み合わせて出したときは最強のカード扱いにはならないので注意してください。

カード移動のルール

参加プレイヤー間で53枚のカードを均等に配り切り、「ダイヤ3」を持っているプレイヤーが親になります。
親から時計回りで場にカードを出していきますが、カードを出すときは直前に出されたカードよりも強いカードを、同じ枚数出さなければなりません。

出せるカードがない場合、もしくは出せるカードがあるけれど出したくない場合は、「パス」をして順番を次のプレイヤーへと回します。

① 「ダイヤ3」を持っているプレイヤーが親

プレイヤーに均等にカードを配り終えた後、「ダイヤ3」を持っているプレイヤーが親となり、時計回りにプレイヤーの順番となります。
カード役などを使いながら一番最初に上がることを目指し、それぞれ順位が確定するまで最後まで残ったプレイヤー同士で競い合います。


② 順位の確定とペナルティー

最後に1人になるまでゲームを繰り返し、一番最初に上がったプレイヤーが「大富豪」、二番目に上がった人が「富豪」、最後から二番目に上がった人が「貧民」、一番最後まで残っていた人が 「大貧民」となります。
(5人以上でプレイしていた場合上記以外の順位は全員「平民」となります)

第2戦以降は、大富豪と大貧民、富豪と貧民がカードの交換を行ってからゲームのスタートとなります。

カードの交換については以下の通りとなります。

階 級カードの交換対象交換内容
大貧民大富豪
に対して
手札の中で最強のカードを2枚渡す。
カードの配り方
貧 民富 豪
に対して
不要なカードを1枚渡す。
富 豪貧 民
に対して
不要なカードを1枚渡す。
平 民特になし

③ 第2戦以降は、大貧民が親となる。

第1戦目以外は前ゲームの最下位の「大貧民」のプレイヤーが親となり、以下、第1戦目と同様にゲームを繰り返します。

ローカルルール

以下のルールをトランプスタジアムではローカルルールとして扱っています
ルールの適用、非適用の切り替えはゲームタイトル画面の「設定」から行うことができます。

カードまたは
役 名
説 明
8切り 8を出すと強制的に場が流れるルールです。
8を出したプレイヤーが起点となって新たにカードを出すことができます。
8を複数枚出した時でも成立しますが、8を含む階段では「8切り」は成立しません。
イレブンバック
(ジャックダウン)
J(ジャック)が出ると、一時的に革命状態(ジョーカー以外のカードの強さが反転)になります。
革命とは違い、場が流れるとその効果は消滅します。
Jを複数枚出した時でも成立しますが、Jを含む階段では成立しません。
しばり 同じマークが2枚もしくは3枚連続で出されると、以降の人はそのマークのカードしか出すことができないというルール。 場が流れるとその制限は消滅します。
複数のカードが同時に出されている場合は、マークの組み合わせが一致していないと、縛りは発生しません。

(例:ダイヤの4 + ハートの4 → ダイヤの6 + ハートの6なら、しばり発生)
しばり
あがり禁止札 ジョーカー、2(通常時)、3(革命時)、8(8切りルールを採用しているとき)で上がってはいけないというルール。
つまり「あがり禁止札」のルールを有効しているときは、これらのカードを最後に残していてはいけません。

これらのカード複数枚で上がった時も同様(ジョーカーは、組み合わせたカードがあがり禁止札でなければ問題ない)ですが、これらのカードを含む階段であれば問題ありません。

あがり禁止札で上がった場合は反則となり、次のゲームは大貧民となるペナルティーがあります。
都落ち そのゲームで大富豪だった人が1位になれなかった場合、(大富豪、以外だったプレイヤーが1位あがりした瞬間)
そのプレイヤーはゲームから排除され、次ゲームでは強制的に大貧民となってしまいます。
スペードの3 スペードの3は単独のジョーカーに勝つことができるというルール。
その後、場は強制的に流れ、スペード3を出したプレイヤーからゲーム再開となります。

勝利ポイント

トランプスタジアムではプレイヤーとの対戦用に強さのランク分けをした「COMプレイヤー」を用意しております。

階 級ポイント
大富豪+2
富 豪+1
平 民0
貧 民-1
大貧民-2

オンラインのアイコン説明

「大富豪オンライン」のロビー画面やルーム画面などに表示されるルールアイコンの説明です。

アイコン画像アイコンの説明
8切りが有効8切りが有効
イレブンバックが有効イレブンバックが有効
都落ち有り都落ちアリ
スぺ3ルールが有効スペ3ルールが有効
2連縛り2連縛り
3連縛り3連縛り